新型キャンターのアレコレ!! 新システム~メンテナンスまで。。。①
2011-10-06
今回は

実は新型!×2と言っても。。。
発売されてからもう直ぐ1年を迎えようとしている新型キャンター! 実はもう新型と呼んではイケないのかも。。。(・_・)
世界で最も厳しいとされるポスト新長期排ガス規制に向け。。。
多分ですが。。。(^_^;) 他社よりも半年以上早く発売!市場に送り込まれた記憶が。。。
非常に曖昧な記憶で申し訳御座いません(^_^;)
ただ!東北地方太平洋沖地震の影響などで生産が間に合わず、なかなか市場で新型キャンターを見かける事がなかったのも事実だと思います。
「新型キャンター」の主な特長
- クラストップのクリーンな排出ガス(ポスト新長期排出ガス規制値よりNOx、PMを30%低減)
- クラストップの高い燃費性能(全車で平成27年度重量車燃費基準を達成し、さらに2-7%凌駕)
- 新開発「4P10」型エンジンと国内小型トラック初の「BlueTec®システム」を採用
- トラック向世界初のデュアルクラッチ式トランスミッション「DUONICTM」を採用
- シャシを中心とした徹底した設計最適化により、車両全体で最大90kgの軽量化を実現
- 小型トラック初、ブレーキオーバーライドシステムを標準設定
- 内外装を一新し、2010年度グッドデザイン賞を受賞
新型キャンターをご購入頂いた当社のお客様だけではなく、この新型キャンターに乗った全国の新型キャンターユーザー様からもかなりの高評価を頂けているみたいです。
しかしながら。。。
今回の新型キャンター!今までのトラックと大きく違い、購入を戸惑わせてしまうシステム(機能)がひとつ

それは。。。
※画像をクリックすると拡大して見る事が出来ます!
もうご存知かと思いますが。。。
その名は。。。 BlueTec®システム!
排気ガス中の粒子状物質(PM)の捕集・除去をする再生制御式DPFと、BlueTec排気後処理装置で窒素酸化物(NOx)を、AdBlue(尿素水)で窒素と水に分解して、排気ガス(PM)捕集・除去・分解(Nox)しクリーンにするシステムです。
※画像をクリックすると拡大して見る事が出来ます!
このシステム!世界で最も厳しいとされるポスト新長期排ガス規制値をクリアする為に小型トラックでは初めて導入されるシステムで、再生制御式DPF装置のみでポスト新長期排ガス規制値をクリアしている他社とは違い、AdBlue(尿素水)を使用しBlueTec排気後処理装置で更にクリーンにします。
もっと詳しく知りたい方は。。。
コチラを参考に → 新型キャンター CONCEPT 環境
ここまではとても素晴らしい新システムなのですが。。。
では!何がお客様の購入を戸惑わせてしまうのか?それはこのシステムにAdBlue(尿素水)を使用しなければならないという事です!
車輌を走行させるのに絶対不可欠な燃料と同じように、このシステムを正常に作動させるにはAdBlue(尿素水)が絶対不可欠となるわけです。 燃料の給油は勿論の事、このAdBlue(尿素水)も給油してあげなければならないと言う手間とコストが発生する事になるわけです(>_<)
「この不景気に。。。

まず問題のAdBlue(尿素水)の給油ですが、燃料給油満タン約4回~5回に1度AdBlue(尿素水)12Lと言った頻度で、手間・コスト共に差ほど苦にするような程ではありません。
また、近い未来!全社このシステムを導入する事がほぼ間違い無いとされ、AdBlue(尿素水)の購入も全国の大手石油スタンドやトラックステーションなどで簡単に購入でき、無色・透明・無臭の尿素32.5%の水溶液なので安全性も高く取り扱いに資格が要らない為、各家庭や会社で保管する事も出来ます。
そして。。。ここでシークレット的な最大のメリットをご紹介します( ..)φメモメモ
実は!あまり大きな声では言えないのですが。。。
全社が採用している再生制御式DPF装置にはとても大きな欠点が1つあります(@_@;)
今まで再生制御式DPF装置の付いた車輌に乗っていた方で困った方もみえると思いますが。。。
この再生制御式DPF装置は再生制御式DPF内のフィルターに堆積したPMを、高温の排気ガスにより燃焼させてクリーニングする機能なのですが、再生制御式DPF内のフィルターに堆積したPMを100%燃焼させ除去するのは不可能で、月日が経つにつれ完全燃焼されなかったPMがフィルターに少しずつ蓄積されてしまい走行不能に。。。
初めの数回~十数回はディラー等、販売店で特殊な装置を使いリセットできるのですが、最終的にはマフラー交換という事に。。。
フィルターだけ交換すればと思いがちですが、このフィルターはDPF内すなわちマフラー内に備え付けてあり、交換はその装置(マフラー)自体を交換しなければならない為、コストが約30万~40万も掛かってしまうそうです。
もちろん!使用状況等により個体差があり、再生制御式DPF装置付き車全が直ぐにと言うわけではありませんが、後に必ず行う事になります。
では!新型キャンターはそうならないのか?という問題ですが。。。
当然!新型キャンターも再生制御式DPF装置が付いているわけですから正直なってしまいます(・_・;)
。。。が、他社の再生制御式DPF装置オンリーの車輌より、AdBlue(尿素水)を使いもっと効率よく排ガスをクリーンにする分、フィルターやマフラーにダメージを与える割合は減り、そういった困った症状を軽減及び長寿命にしてくれると言った大きなメリットがあります。
※H23.10.28 補足
まず始めに。。。
ディーゼル車が排出するガスには PM と Nox という二種類の排ガスが有ります。
この二種類の排ガス!困った事にPMの数値を下げようとするとNoxの数値が上がってしまい、逆にNoxの数値を下げようとするとPMの数値が上がってしまうという相反する特性を持っており、この特性にトラックメーカーは悩まされているわけなのです(>_<)
PMという排ガスは粒子状物質でエンジンを高効率で稼働させ完全燃焼させる事により減らす事が出来ます。
しかし!エンジンを高効率で稼働させ完全燃焼せるとPMの数値は減るものの、窒素酸化物であるNoxの数値はとても増えてしまうのです!
これを今回!可能にしたのが、AdBlue(尿素水)を使用した新型キャンターの新システム!
高効率で完全燃焼させるエンジン開発をする事で、粒子状物質であるPMをエンジン内で減少させ、残ったPMを再生制御式DPF装置で除去!そして高効率でエンジンを完全燃焼させる事で増えてしまう窒素酸化物であるNoxをAdBlue(尿素水)を使用し化学反応させ分解し除去する方法です。
他社はこのAdBlue(尿素水)を使用せず再生制御式DPF装置オンリーにしました。
再生制御式DPF装置は粒子状物質であるPM除去だけに特化した装置!では窒素酸化物であるNoxをどう?取り除いたのか?
それは新型キャンターとは真逆の発想で。。。
エンジンを絶えず不完全燃焼させる事で窒素酸化物であるNoxを出さない方式を採用しました。
しかしエンジンを絶えず不完全燃焼させる事により、粒子状物質であるPMはすごい数値で排出してしまう事になり、それを再生制御式DPF装置のみで除去するわけですから、それなりのダメージを再生制御式DPF装置が抱えてしまうのは分かりますよネッ(^_-)-☆
しかも。。。
完全燃焼させれるエンジンが良いのか?不完全燃焼させるエンジンが良いのか?は、エンジン本体にとっても燃費に関しても完全燃焼させれるエンジンの方が良い事は誰にでも分かるのでは。。。(^_^;)
こういった点を踏まえ考えると。。。
あながち新型キャンターの購入を踏みとどまるには勿体ないような気がしませんか?
購入するか?どうか?の戸惑も少し軽減したのでは。。。(^_^;)
当社も。。。
その時!その時代!でお客様に一番オススメしたい車輌の新古車をと思いメーカーと交渉するのですが、今回もこの新型キャンターがご用意できとても嬉しく思っております。
安い買い物ではありませんが、まずは乗って頂かない事には良さも分かってもらえないのではと考えております。
是非ともこの機会に新型キャンターの新古車をご検討してみてはいかがでしょうか?
こちらもご参考になればと。。。→ 新型キャンターのアレコレ!! 新システム~メンテナンスまで。。。②
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