クレーン各部の日常点検 及び 定期点検・年次点検!|Good!トラック - ぐっ!とらっく -
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クレーン各部の日常点検 及び 定期点検・年次点検!

 2013-08-23
暇なんでこんなネタを。。。(∀`*ゞ)エヘヘ

皆さんもよくご存知の通り。。。
車輌・機械など全てにおいて作業開始前の点検や日常点検、月例点検に年次点検と人間以上の働きをする機械には、どうしてもメンテナンスが必要となって来ます(+_+)

人間のように傷みが分かり自己主張するわけでもなく、開始前の点検や日常点検を疎かにすると作業中に故障し、重大な事故に繋がる原因ともなります(>_<)


毎日クレーン作業をしていると。。。
「面倒だから。。。」「大丈夫だろう。。。」と日常点検を怠ってしまうのも分かるような気がします(^_^;)
とは言うものの、重大な事故が起こってしまってからでは取返しのつかないことに。。。(>_<)


そこで。。。
今回は【中古トラックの選び方:○○編】とは別に。。。
日頃、疎かにしがちなクレーンの日常点検について、「特にこの箇所だけでも日常点検定期点検しよう!」と言う箇所を参考までに、ご紹介したいと思います(^O^)/


日常点検①:クレーンワイヤーの点検
ワイヤロープ 
※クリックすると拡大して見る事が出来ます!
 クレーンの点検において、特に常日頃から点検しておかなければ
 ならないのが、このワイヤーロープの点検です 。

 いまさら!ご説明するまでも有りませんが。。。
 このワイヤーロープ!クレーン作業の上で最も重要な部品であり
 この点検を怠ると重大な事故に繋がる事も有ります。

 その他の点検個所とは違い。。。
 クレーン作業者本人の目で十分確認できるような点検個所でもあ
 るので、必ず!クレーン作業開始前の点検を怠る事なく行うのが
 適切だと思います!

 左の画像のように。。。
 素線の断線径の減少キンク・形くずれ・腐食など、ワイヤーロー
 プに異常が見られた場合には直ちに作業を中止し、ワイヤーロー
 プの交換を行うなど処置を行う事をお薦めします。


日常点検②:旋回ベアリング取付ボルトの点検
旋回ベアリング取付ベルト 
※クリックすると拡大して見る事が出来ます!
 旋回ベアリング取付ボルトとは。。。
 クレーンポスト(クレーンが旋回する胴体部分)とアウトリガーのシ
 ェルケース部分(足の収納部分)とを連結しているボルトの事を言
 います。

 旋回ベアリングの取付ボルトは、年数の経過や日頃のクレーン作
 業により、取付ボルトの緩み伸び折損脱落が発生する事
 があります。

 この点検を怠ると。。。
 ボルトに亀裂折損が生じ、クレーンの吊り能力を著しく低下させ
 るだけではなく、クレーンポストとアウトリガーのシェルケース部分
 の連結が、上部と下部に分離してしまい大事故に繋がります。

 この点検は日常点検ではなく、現在!旋回ベアリング取付ボルト
 に異常(緩み伸び折損脱落)が無いかを確認して下さい。
 ※ボルトの緩み・伸びの点検は取付面に隙間が無いかを点検して
 下さい。

 このボルトに1本でも異常が発見された場合には、もちろん!クレ
 ーン作業を一旦中止して頂き、直ちに取付ボルトを全数交換して
 下さい。

 もちろん!取付ボルトには規定トルクなど決められた取付方法が
 あるので、プロに任せて下さいネッ!


日常点検③:ウインチ減速機のフェーシングの点検
フェージング 
※クリックすると拡大して見る事が出来ます!
 ウインチ減速機のフェーシングとは。。。
 車輌で言うブレーキと同じ役割をする部品で、クレーンでは吊荷
 の高さを保持する為に使用される重要な部品です。

 車輌のブレーキと同じように、長期間の使用でフェーシングやギ
 ヤ―オイルが経年劣化していきます。

 この点検を怠ると。。。
 フェーシングやギヤーオイルの経年劣化に従い、吊荷が滑り高さ
 を保持する事が出来なくなるだけではなく、最悪の場合には吊荷
 が落下し大事故に繋がる恐れがあります。

 フェーシングやギヤ―オイルは消耗品の為、日常点検ではなく定
 期的な交換をお薦めします。

 左の画像にも記述されているように。。。
 フェーシング:3,000時間もしくは3年のいずれか早く達した時点
 ギヤ―オイル:1,000時間もしくは1年のいずれか早く達した時点
 これを交換目安に定期的に行って下さい。

 また!今までにこの点検を行った覚えがない方などは、早急に点
 検を行う事をお勧めします。

 もちろん!この交換作業などはプロに任せて下さいネッ(^_-)-☆

この他にも。。。
クレーンブーム(竿部分)の亀裂や作動油の確認・グリスアップ!など、日常点検や定期点検を心掛けたい箇所はまだまだ多数ありますが、特に今回ご紹介しました日常点検・定期点検だけでも行うよう心掛けて下さい。

また!クレーンには【クレーン等安全規則 第76条】に定期自主検査【年次点検】という規則があります。

この規則を守る・守らないは使用者の方にお任せするとして。。。
この定期自主検査【年次点検】は、クレーンの修理などを行う代理店がチェック項目に沿ってクレーンの点検を行い、証明書を発行してくる検査・点検で毎年!1年に一度行います。

クレーンなどによる事故の増加で。。。
大手ゼネコンを初めとする大きな現場などにクレーン付を持込み作業する場合、この証明書の提出を求められるケースが多くなって来たそうです(・。・; また!証明書の有無に関係なく、こういった点検を利用して頂く事により、安心してクレーンを使用して頂き、且つクレーン事故も減りクレーンも長くご使用して頂けるのではないかと思っています。


こういったクレーン検査・点検は。。。
クレーン付車を取扱うトラック販売店や整備工場などにお願いすると引受けて頂けると思いますが、中古車を購入する場合にはこういった点検やアドバイスをして頂けないと思いますので、自ら営業マンに相談する事をお忘れなく(^_-)-☆

とても長いご紹介となってしまいましたが。。。
以上!クレーン各部の日常点検 及び 定期点検・年次点検のご紹介でした(^O^)/

クレーンのメンテナンスや中古クレーンご購入のお役に立てれば嬉しく思いますm(__)m



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